人生で見た全映画を書き出す(随時更新)
最終更新:2019/01/24 洋画追加
自分は今までの人生で、どれだけの映画を味わったのか。
21歳になって、記憶だけを頼りにこれまで(ちゃんと)鑑賞した全映画作品をメモ帳に綴り始めた。
僕は映画が好きで、今や曲がりなりにも映像の仕事を引き受けるようになった。けれどそれらはどのように自分の人生に食い込み、血肉となっているのか。案外分からない。
映画の世界に飛び込み、光り輝く登場人物たちに魅せられ、心を通わせた時間。
そうした素敵な瞬間を忘れるのは悔しいので、今の自分はどこまで思い出せるのか、挑戦しようと思います。できればこれからも。
(と言いながら実は鑑賞数多くないです)
◎…アニメーション作品
【洋画】
表記は日本語版タイトル、原題、公開年、監督、制作国の順。
- 月世界旅行 Le Voyage dans la Lune(1902/フランス)
- 夢のある月旅行を描いた世界初のSF映画? 月の顔は今見ても新鮮。
- カリガリ博士 Das Kabinett des Doktor Caligari(1920/ドイツ)
- ドイツ表現主義の強烈な画面。書割の舞台が狂気に拍車をかける。
- アンダルシアの犬 Un Chien Andalou(1929/フランス)
- 謎めく恐ろしいイメージの断片を繋いだアバンギャルド映画。21分間で鳥肌。
- 街の灯 City Lights(1931/アメリカ)◎
- 楽しくもほろ苦い、浮浪者と盲目の女性の夢。無声とトーキーの境目としても面白い。
- グランド・ホテル Grand Hotel(1932/アメリカ)
- 巨大ホテルで交錯する悲喜こもごもの人間模様。『THE 有頂天ホテル』の原典。
- 或る夜の出来事 It Happened One Night(1934/アメリカ)
- 洒落た笑いとロマンス溢れるロードムービー。風変わりな2人の結ばれ方が鮮やか。
- モダン・タイムス Modern Times(1936/アメリカ)
- 工場のシーンは現代でも一生笑える。息苦しい社会でも希望を見出してくれる映画。
- 白雪姫 Snow White and the Seven Dwarfs(1937/アメリカ)◎
- 色鮮やかさ、動きのしなやかさ、全てが美しく衝撃だった。初長編にしてディズニーが完成している。
- 駅馬車 Stagecoach(1939/アメリカ)
- 西部劇の名作。インディアン戦のシーンは、この時代にしか出せない生の緊迫感がある。
- オズの魔法使 The Wizard of Oz(1939/アメリカ)
- セピアからカラーへ変わる瞬間は本当に美しい。「虹の彼方へ」の歌が好き。
- 独裁者 The Great Dictator(1940/アメリカ)
- 最後の演説は一生忘れないと思う。時代が時代だけに凄まじい。
- ファンタジア Fantasia(1940/アメリカ)◎
- アニメと音楽の融合という、芸術性を追求する精神に打ち震えた。ぜひBD版で。
- 市民ケーン Citizen Kane(1941/アメリカ)
- パン、フォーカスなど、効果的な映画技法の先駆者。オーソン・ウェルズのマルチな才能に憧れる。
- ダンボ Dumbo(1941/アメリカ)◎
- 誰かと違うからこそ輝ける、そんな希望を見出せる作品。サーカスの夢と暗さが印象的。
- バンビ Bambi(1942/アメリカ)◎
- 美しい自然の中、愛らしくも凛々しく成長するバンビに見入る。個人的にはスカンクのフラワーが好き。
- ふしぎの国のアリス Alice in Wonderland(1951/アメリカ)◎
- 予想外にサイケデリックな画面に驚くが、気付けば一緒に冒険している気分。
- 雨に唄えば Singin' in the Rain(1952/アメリカ)
- 楽しい音楽に彩られた銀幕裏の物語。雨の中軽やかに舞うジーン・ケリーの輝かしさ。
- 八十日間世界一周 Around the World in 80 Days(1956/アメリカ)
- 豪華スターが端役までも大集結。ビクター・ヤングの主題曲も優雅。
- 眠れる森の美女 Sleeping Beauty(1959/アメリカ)◎
- イージー・ライダー Easy Rider(1969/アメリカ)
- 自由を求め続けた男たちのカッコ良さと儚さ。フラッシュバックの効果が強烈。
- M★A★S★H マッシュ M*A*S*H(1970/アメリカ)
- くまのプーさん 完全保存版 The Many Adventures of Winnie the Pooh(1977/アメリカ)◎
- 純真で優しい子どもの世界に浸れる。それだけに最後の章が刺さる。
- E.T. E.T. The Extra-Terrestrial(1982/アメリカ)
- 最初マジで不気味だったE.T.を、気づけば全力で応援していた思い出。
- プロジェクトA A計劃 Project A(1983/香港)
- 個性的な登場人物とキレキレのアクション。笑えるのにカッコ良い。
- ゴーストバスターズ Ghostbusters(1984/アメリカ)
- お化け退治の専門家が街に繰り出し大騒ぎ。最初から最後までカラッと楽しい。
- アマデウス Amadeus(1984/アメリカ)
- 強烈に下品で、かつ類稀な才能の塊、そんなモーツァルト像を初めて知った。
- バック・トゥ・ザ・フューチャー Back to the Future(1985/アメリカ)
- いつ見てもとびきり痛快な物語設定。今やこの映画での未来も過ぎたのに、古くならない。
- スタンド・バイ・ミー Stand by Me(1986/アメリカ)
- やるせない思いを抱えながら成長する少年たちが鮮烈。どこまでも続く線路が羨ましい。
- いまを生きる Dead Poets Society(1989/アメリカ)
- 規律で固まった学校に、キーティングと生徒の熱い詩情が巻き起こす輝き。
- ホーム・アローン Home Alone(1990/アメリカ)
- 年末の定番。ケビンの見せる勇気と寂しさが愛おしい。
- 美女と野獣 Beauty and the Beast(1991/アメリカ)◎
- 聡明な美女と優しい怪物の夢溢れるロマンス。ディズニー・ルネサンスの始まり。
- トムとジェリーの大冒険 Tom and Jerry: The Movie(1992/アメリカ)◎
- シリーズ初の長編映画。2匹が全編喋るのは慣れないが、ヘンリー・マンシーニの洒落た音楽が楽しい。
- ライオン・キング The Lion King(1994/アメリカ)◎
- 「ハクナ・マタタ」の精神は一生持ち続けたい。隠し切れないジャングル大帝感。
- トイ・ストーリー Toy Story(1995/アメリカ)◎
- ウッディとバズが引くほどぶつかり合いながら互いの心を知るのが熱い。
- ノートルダムの鐘 The Hunchback of Notre Dame(1996/アメリカ)◎
- ジプシーの妖しい魅力に、悪役の持つ歪んだ愛情。ディズニー的には異色の世界観。劇団四季の吹替が素敵。
- きかんしゃトーマス 魔法の線路 THOMAS and The Magic Railroad(2000/アメリカ)
- 見た記憶はあるが内容は覚えていない。要再見。
- くまのプーさん 完全保存版II ピグレット・ムービー Piglet's Big Movie(2003/アメリカ)◎
- ホテル・ルワンダ Hotel Rwanda(2004/イギリス・イタリア・南アフリカ共和国)
- デジャヴ Déjà Vu(2006/アメリカ)
- 謎めく事件捜査のため過去へ飛ぶ、熱くスリリングなSF。特殊効果が圧倒的。
- ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い The Hangover(2009/アメリカ)
- 酒と薬で記憶を飛ばした男3人、危険な珍道中。肩の力を抜いてひたすら笑える。
- シュガー・ラッシュ Wreck-It Ralph(2012/アメリカ)◎
- たくさんのゲーム要素が一画面に集まる楽しさ。ラルフとヴァネロペの凸凹加減が最高。
- おみおくりの作法 Still Life(2013/イギリス・イタリア)
- 身寄りの無い死者を送り出す役人の物語。全編を通し静かだが、心に沁みる悲しさと希望。
【邦画】
表記はタイトル、公開年、監督、配給会社の順。
- ゴジラ(1954/本多猪四郎/東宝)
- 濹東綺譚(1960/豊田四郎/東宝)
- 長靴をはいた猫(1969/矢吹公郎/東映)◎
- 長靴をはいた猫 80日間世界一周(1976/設楽博/東映)◎
- 草迷宮(1979*1、1983/寺山修司/東映)
- 劇場版 名探偵ホームズ(1984/宮崎駿/東映)◎
- 天空の城ラピュタ(1986/宮崎駿/東映)◎
- となりのトトロ(1988/宮崎駿/東宝)◎
- 紅の豚(1992/宮崎駿/東宝)◎
- 平成狸合戦ぽんぽこ(1994/高畑勲/東宝)◎
- ゲゲゲの鬼太郎 大海獣(1996/勝間田具治/東映)◎
- スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006(2006/真島理一郎/ファントム・フィルム)
- 崖の上のポニョ(2008/宮崎駿/東宝)◎
- THE 有頂天ホテル(2006/三谷幸喜/東宝)
- 映画紙兎ロペ つか、夏休みラスイチってマジっすか!?(2012/内山勇士・青池良輔/東宝)◎
- 世界から猫が消えたなら(2016/永井聡/東宝)
- 君の名は。(2016/新海誠/東宝)◎
- 湯を沸かすほどの熱い愛(2016/中野量太/クロックワークス)
- 泥棒役者(2017/西田征史/ショウゲート)